「本当は恐ろしいグリム童話」を読みました。

私達が知っているグリム童話は性的表現や残虐な表現が削除されてたり変更されてたりしているが、著者の想像も含めてそのような表現を使って書かれているという本です。
シンデレラでは、シンデレラの義理の姉妹はガラスの靴が履けなかったはずだが、足を削って履いたり(血が出てるから不正がバレます)。
白雪姫では、白雪姫は実の父親と近親相姦関係で、実の母親がそれに嫉妬して毒りんごを食べさせたり。
で、この本を読もうと思ったのは2巻に「ブレーメンの音楽隊」が含まれていたからなのですが、その内容が
「会社からリストラされた男達が妻や子供を捨て、楽器をもって音楽隊を結成し、ブレーメンンを目指し、強盗が去った屋敷で同性愛に目覚め、迎えに来た妻達を追い払う」
というもので、この本の著者の想像部分が多すぎて萎えました。
ミニモニ。ブレーメンの音楽隊と関連付けて書くこともできねぇ。
全体的に著者の想像・創作の部分で萎えることが多かったです。またかって感じで。
グリム童話を書いたグリム兄弟は批判されたために版を重ねるごとに内容を変えていったらしいのですが、
初版との違いなどを知るためにはちゃんと解説した本を読まないといけないなと思いました。