「核兵器のしくみ」を読みました。


核兵器だけではなく核分裂核融合に関すること(原子炉や太陽の輝きなど)についても書かれている本です。
核分裂核融合といえば難しく感じますが、この本は高度な化学知識なしに読み進められます。
私がへぇと思った部分
水素爆弾はその起爆装置として原子爆弾を使っている
・天然に存在しているウランには同位元素があり、原子爆弾に使えるのは0.7%しか存在しない方のウラン
水素爆弾に使用される原子爆弾の周りには99.3%の方のウランで囲まれていて、しかもこの場合このウランも核分裂する
・ようするに水素爆弾核分裂核融合核分裂の過程を経て爆発する。そりゃ威力がデカイはずだ
高速増殖炉は燃料を使いつつ燃料が増えていく
原子炉のしくみとかも書いてあるので(使用済み核燃料と放射性廃棄物との違いなど)、ニュースとかで核の話題が出たときの理解度が変わったかなと思います。